「また行きたくない…」と息子がぼそっと言った夜、なんとも言えない気持ちになりました。
体験レッスンの日は楽しそうに帰ってくるのに、2週間もすれば「行きたくない」が始まります。英会話教室に何万円も使って、残ったのは罪悪感だけ、という経験はありませんか。
英会話が続かないのは「やる気がない」せいなのか

同じ子どもが、ゲームは4時間でも集中します。マインクラフトで建築物を作っているとき、誰に言われたわけでもなく、夢中で手を動かしています。
英会話と何が違うのか。しばらく考えて、一つ気づきました。
ゲームのときは「自分がやりたいからやっている」。英会話のときは「やらされている」という空気がある。この差が、子どもには全てなんだと思います。
やる気がないんじゃなくて、やる理由がないんです。
英語が続かなかったのは、話す場面がなかったから

よくある英会話教室では、テキストを読んで、質問に答えて、正解を確認する形が多いです。これが悪いわけではないのですが、子どもにとっては「英語の練習」であって、「英語で誰かと話している」感覚にはなりにくい。
ゲームの中には、自然に「話す場面」があります。どこへ行くか相談したい。このアイテムのことを伝えたい。助けてほしい。こういう瞬間に言葉が出てこないと困る。だから英語を使いたくなる。
話す場面がないと、英語は続きません。話す場面さえ作れれば、英語嫌いな子でも続けられます。
ご褒美も、将来の話も、うまくいかなかった

「ご褒美を用意する」「将来のために英語は大事と話す」「教材を変える」。いくつか試しましたが、どれも長続きしませんでした。
ご褒美は1ヶ月もすれば慣れます。シールを台紙に貼る方式でやってみましたが、最初の2週間はがんばって、3週間目に失速しました。9歳の息子に「将来役立つ」という話は遠すぎて届きませんでした。教材を変えても、テキストを読んで答えるという形は同じで、根本的には何も変わりませんでした。
でも1つだけ、反応が全然ちがったことがありました。
うちの子はゲームで変わりました

マインクラフトをやりながらネイティブ講師と英語で会話するという形で、最初のレッスンから息子の反応が今までと違いました。以前なら終わったあとすぐ別の遊びに切り替えていたのに、「次はいつ?」と聞いてくることがありました。
「ゲームで英語を学ぶ」と聞くと「ちゃんと勉強できるの?」と感じる方もいると思います。
実際に使ってみると、むしろ英語が嫌いな子ほど効果が出やすいと感じました。英語への抵抗が強くても、ゲームに集中しているうちに気づいたら英語で話していた、という感じになりやすいからです。
反対に、ゲームに興味がない子には向いていないと思います。どちらのサービスが優れているかではなく、子どもの性格に合っているかどうかが一番大事です。
「続けさせる」のをやめて気づいたこと
続けさせなければという気持ちを手放してみると、少し楽になりました。
続かなかった原因は、英語に対して「必要性を感じられない状況」が続いていたことでした。その状況を変えることが先で、やる気を出させることが先ではなかったんです。
英会話が続かない理由を「子どものやる気の問題」として考えると、どうしても「もっとやらせる方法」を探すことになります。でもやる気は環境が作るもので、環境を整えればやる気は後からついてきます。
うちの息子に必要だったのは、英語を「使いたくなる場面」でした。レッスンの中に「今すぐ伝えたいこと」があると、英語が道具になります。道具は使いたくなります。
ゲームが好きで英会話が続かない子どもに、3ヶ月でどんな変化があったか。体験談をこちらで読めます。
→ 英会話が3回続かなかった子どもがeスピ!を3ヶ月使った結果
向いている子、向いていない子
eスピ!のようなゲームで学ぶ方法が向いているのは、ゲームが好きで、英会話の時間を楽しんでほしい子です。テキストやドリルが嫌いな子にも合いやすい形です。
一方で、競争や達成感をモチベーションにしている子、先生と1対1のやり取りが好きな子には、別の方法が向いているかもしれません。
どの方法が正解かは子どもによります。大事なのは「なぜ続かないのか」の理由を先に考えることで、方法はその後です。
英会話が続かないのは、子どもの問題ではなく環境の問題である場合がほとんどです。そう考え方を変えると、親としての向き合い方も変わってきます。「続けさせなければ」という焦りより、「どんな場面なら話したくなるか」を考える方が、結果的に近道でした。うちの息子を見ていて、そう感じました。
もし同じように「英会話が続かない」「何を試してもダメだった」という状況なら、方法より先に「なぜ続かないのか」の原因を一緒に考えてみるのが最初の一歩だと思います。方法は原因に合わせて選べばいい。それだけで、ずいぶん選び方が変わりました。


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