子どもがコップに入れたジュースを運んでいるときに、ばっちゃーん!
「またやったの!!!」
イライライライラ・・・・
と、ついつい目の前に怒ったことに気持ちがもっていかれて
イライラの気持ちを言葉と一緒に子供に伝えてしまいがち。
こんな風に子供が目の前で間違ったことをしたり、
失敗したりすると、ついつい注意する言葉が先にでて、
感情に任せて怒りすぎてしまうこと。
子育て中の方なら一度は経験があるのではないでしょうか。
カリスマ保育士てぃ先生によると、
保育園の先生や幼稚園の先生も実践している、
叱る前のイライラを減らす魔法の考え方があるのだとか。
子どもを叱る前に【これを言うだけで】きちんと聞いてくれるようになる – YouTube を見て学んだことと、その実践で感じたことをご紹介します!
魔法の考え「叱られる直前の行動を認める」
例えば、先ほどの『子供がコップを運んでいるときに中身をこぼしてしまった。』
この時、子供自身も失敗してしまったことをわかっているので、
自己防衛的に耳を塞ぎこんでしまう状態になるのだとか。
その状態のまま「ちゃんと見てないからこぼしたのよ!!」と、
塞いでいる状態に叱っても何も響かない。というだけでなく、
叱られた部分だけが蓄積されていってしまうという悪循環になるだけ。
大人の私たちでも、失敗してしまったときは「あちゃー」と
自分の失敗に委縮し自己防衛をしていますよね。
塞いでいる精神状態を一度開くために必要な魔法の考えとは
“直前の行動を認める”こと。
この例で言うと、こぼす直前にしていた行動
「ちゃんとコップをもっていた」ということを認めることが大切。
「ちゃんとコップを持って運んでいたね。次は、両手でもって運ぼうね」
と伝えることで、耳と精神が開放された状態になった子供に、
よりメッセージが響きやすくなるのです。
自分のいい姿を認めてもらうことで、塞いだ状態が開放され、
聞き入れられる状態にするということが大切なのですね。
これは、イライラを子供にぶつけなかったという、
親自身の自信にも繋がり、
気持ちの面で大人にとっても非常にメリットがあると言います。
実践してみて分かった3つのメリット
この考えを、普段の子育てに意識して取り入れてみたことで
気づいたことが3つありました。
1つ目は、“直前の行動を認める”ということを行うことで、
『一旦冷静になる時間を作れる』ということ。
この考えを知る前は、
子供が目の前でしてしまった失敗に目が行ってしまいがちでしたが、
“直前の行動”はなんだったか。を一旦考える時間が冷静さを作り出し、
イライラを軽減させていることを実感しました。
2つ目は、子供だけでなく自分自身を認めてあげていることになり、
『実践できたときに満足感が得られる』こと。
子供を叱ったり否定したりすると、
そのあと後悔して自分自身を否定することに繋がりがち。
叱る前に、いいところを認めるということは、
結果親である自分自身を認めてあげ、
自信につながるということを実感しました。
3つ目は、この考え方が『子育てに限らず日常的に活用できる考え方である』ということ。
自分自身が失敗をしてしまったときやアクシデントが起こったとき、
この考えを活用することで、
一旦冷静になり現状を俯瞰してみることができる。
この考え方を意識して日常的に繰り返すことで、
イライラのコントロールの練習ができている感覚が生まれました。
一方で、自分に余裕がないときに突如起こるアクシデントに対して、
全部が全部“直前の行動を認める”ことができるわけでもなく、
ついつい怒ってしまうケースももちろんありました。
「自分に余裕がないとき」のイライラのコントロールは、
まだまだ修行が必要そうです。
短期間での実践でしたが、てぃ先生が唱える魔法の考え方は
、一旦冷静にさせてくれる非常に有効な考え方であることがわかりました。
また、これは意識的に続けることが大切であることも強く感じたので
、今後も引き続き意識して取り組んでいきたいと思いました。
考え方を知ることで、イライラのコントロールが上手になっていける!
簡単、すぐ実践できるてぃ先生の考え方をご紹介いたしました!!
ライター:3姉妹のママ。3姉妹の育児を通じて感じる不安や疑問を軽減したい気持ちから子育てに関する資格を取得(チャイルドカウンセラー/チャイルドコーチングアドバイザー/家族療法カウンセラー)。子育てのモットーは、自由と多様性と怒らない育児。ではあるものの、うまくいかないことも多々あり。日々、葛藤しながらも、情報発信をしながら得た知識を元に、子育てを楽しみたいと思っています。